一撃 試釣会

 株理論第三弾 硬めトーナメント仕様の竿がでます。
いつもながら試釣会に参加させていただきましたので、レポートしたいと思います。
 まず名前の由来ですが、だいたい想像はつきそうですが、一撃に魚をかけ寄せる そんな仕上がりとなっている事からついたようです。
脇名として MIZUKIRI とありました。確かに竿先で水面を切る合わせをする人をよく見かけます。そんな躍動感のあるイメージのようです。

 龍聖・虎徹が味わいのある 釣を楽しむ色の強い竿に対して今回の一撃は効率よく釣をする・トーナメント志向の色濃い竿との事です。
 椎ノ木の大型へらを、また今年は引きが強いと聞いてます。
酸素溶解装置が功を奏しているのか、活性が高いようですが、そんなコンディションの魚に対してどこまで引っ張れるのか、強い合わせと強引なやりとりでの仕掛ロスをどこまで竿の性能がカバーしてくれるのか、このあたりを試してきました。

少しピントがぼけた写真でしたが、ご了承くださいませ。釣り始めに強い雨が降ってきて落ち着いて写真を撮れる状況ではありませんでした。

 色デザインはご覧の通り。オレンジゴールドの竿というか、ブランクといった方がイメージがつき易いでしょうか。
プレッソ という管理釣り場のトラウトフィッシングのブランドがありますが、だいぶかぶります。
 
 まずは21尺を選びタナ2本半で釣を開始。
やや軟らかめのペレットのダンゴを付けて振り込みますが・・ちょっと重い・・。
2号桟橋の3号向きでやや向かい風。少し強めに振り込むとエサが落ちてしまう始末。
正直、21尺での釣はほとんど初めてで、少々無謀だったようですが10枚ほどかけて、両手で思いっきり引っ張ってやりましたがさすがにこれだけ長いと竿がショックを吸収する度合いも多いようでハリス切れなどはありませんでした。ハリスを0.35まで落としましたが問題なしです。
 次に18尺チョウチンでチャレンジです。
21尺をしばらく使っていたせいかだいぶ軽く使い勝手が良いです。
こちらでも数枚かけて結構強めに引っ張りましたが糸切れなどないですね。
ちなみに引っ張って魚を持ってこれたかというと、これは使う人の技量の度合いが問題なようで、やはりと言うか・・自分の技術では手元で魚に潜られてしまいました。

 昼も過ぎ、最後に大本命の短竿浅ダナ。貸竿は11尺しかなくこちらでチャレンジです。
ピンと張った竿に振込みはまずまず。
ただ軽く小さいエサだと虎徹の方が振り込みはマル
性能の差ではなく性質の差でしょう。

 カラツンに悩まされながらもいくつか掛けてみました。
21尺の合わせとは反応速度や針の刺さるショックも違うでしょうが合わせ切れはありませんでした。強引に引くやり取りで試しましたが非常に具合が良く0.35の20cmハリスでもトラブル無しです。これが株理論の効果なのでしょう。

 総評として、何と言っても最大の特徴はデザインかと思いました。
振込みがやりやすいとか、掛けて楽とか楽しめるとか、実際試してみないとわからない事とは違い、一目瞭然の事柄です。
 コンセプト通りトーナメントでの、特に今の時期のはしゃぐ魚を釣るには大きな戦力になり得るようです。
別名で TOURNAMENT SPESIAL もしくは SHALLOW STICK など(けっこうありがちですが)つけてみても面白かったかもしれないですね。



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